すれ違う二人に胸が痛む※ネタバレあり

2018年8月31日 5:01 pm / ポッチ
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「SEXドランカー」の四巻です。

 

穂高さんが求めていたもの
 

3巻で、

「おまえにとって おれは何なんだ?」
と棚田くんに問うた穂高さん。そして、それに対する棚田くんの答えは、

「お風呂です」。

初めは棚田くんから告白されて付き合うようになった二人ですが、日を追うごとに棚田くんへの執着心が増してくる穂高さん。
セックスだけを求められる関係に、自分たちは本当に恋人なのか?という不安から出た問いだったわけですが、それに対する棚田くんの答えは穂高さんが求めていたものではなかった。「恋人です」と、そう棚田くんには答えてほしかったわけですね。

 

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姿を消す棚田くん

 
それでも、棚田くんに認めてほしい、愛してほしい穂高さんは、彼なりに頑張るのだけれど、ある日、棚田くんの気持ちを確かめるためにとある言葉を口に出してしまい…。

客観的に見れば、お互いがべタ惚れだというのはきちんと読み取れる。

けれど、自分自身に価値を見出せない棚田くんは、穂高さんの言葉の裏に隠された「本音」を見出すことはできなかった。そして棚田くんは、会社も辞め、彼を取り巻く人たちの前から姿を消し―。

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闇に落ちる棚田くん

棚田くんが、勤務先のタナカを踏み台にし、持てる人脈をフル活用し、成し遂げたかった事業とは。
彼はセックス依存者ではありますが、それでも仕事には誠実で、そんな彼が仕事を放棄して去っていった彼の心情がなんとも切ない。

明るく天真爛漫で、快楽に弱く、自分の身体を使ってのし上がっていく。
そんな棚田くんの、裏に隠された弱さと、トラウマに、思わず落涙した。

姿を消した棚田くんの、闇へと落ちていく姿にも胸が痛む。

 

とてもシリアスでした

 

『セックスドランカー』はエロスとギャグが混在する作品ですが、4巻はかなりシリアスな展開です。
 

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過去のトラウマのために、セックスをすることでしか自分の価値を出だせない。
一人になることを極端に嫌がる。
男娼のように、男に抱かれ金銭を得る。

モブたちに抱かれる受けさん、が苦手な方にはきつい展開かと思いますが、棚田くんと穂高さんの「恋愛」という側面においては、必要不可欠な試練なのかも。

そして、この自暴自棄になった棚田くんの姿を見るにつけ、穂高という男性が棚田くんにとってどれだけ大切な存在だったのかが読み取れ、なんとも切ない気持ちになりました。

 


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